シンプル映画劇場 vol.5「ワンダー 君は太陽」

2018.09.25

映画っていいよね!火曜日って松原だよね!

今回ご紹介するのは、今年の6月ぐらいに公開され、
前回ご紹介した「ザ・プレデター」に出演していた男の子の主演映画
「ワンダー 君は太陽」です。

いわゆる難病モノの映画なんですが、この手の映画にありがちな(特に邦画!)
感動を押し付けるような事はなく、耳障りなショボい主題歌を流す事もなく、
選ばれた理由がよくわからない俳優を起用する事もない、
非常に良質な映画に仕上がっております。

簡単にストーリーをご紹介しますと
ある病気が原因で、一度も学校に行かず(見た目の問題で)、ずっと家庭学習をしていましたが
「このままではあかん!外に出んとあかんで!」(関西弁は関係ないです!あくまでイメージです)
っと母親が、学校に行かせようと決意します。
ただ、病気の事で、いじめや世間から冷たくされる可能性が高い中
その困難をどう乗り越えていくか・・・

ありがちなストーリーですが、この映画何が素晴らしいって登場人物がみんな魅力的!
1シーンぐらいしか出ていない人もいますが非常に印象に残っている人もいます(特におばあちゃん!)
あと、主要人物一人一人にスポットを当て、それぞれの心情(主人公に対する思い)をキチンと描いているのが非常に好感が持てました。

もう一つこの映画の素晴らしところは、男の子の成長物語でもありますが、
実は周りの人達の成長物語でもあること。
それを象徴するセリフがあります。

「彼の見た目は変わらない。変えられるのは、我々の見る目。」

ほんと心に突き刺さるセリフで、特に「変えられるのは、我々の見る目。」
これって今、この社会が抱えている問題(いじめ、○○ハラスメント、差別、虐待、国際情勢)すべてに言えるのではないでしょうか?
ほんの少し視点を変えるだけで、救われる事はたくさんあると思います。

ではどうすれば良いか?その答えも劇中のセリフにありました。

「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらか選ぶときには、親切を選べ」

今の世の中「正しいこと(正論)」に振り回されていませんか?
間違いではないんですが、それを選択する事によって苦しくなっていませんか?

ほんの少し視点を変えて、正しいことの先にある「親切」を選択できるように
日々成長していきたいものですね。

映画紹介のはずが、なんか違う方向になったかもしれませんが、これも「親切」だと思ってお許しを
(ただ、おせっかいになったらダメなので注意しないと!人生って難しい)

ちなみに、いじめ問題もありますが、重ーい社会派な映画ではないですよ!
心が優しくなれて、さわやかな感動を与えてくれる映画で、ボクはオープニングから涙腺ウルウルでした。
これは、すべての人に観てもらいたい映画です。(特にお子さんがいらっしゃる方には!!)

最後に
「ワンダー 君は太陽」DVD&ブルーレイ11/16発売予定です(宣伝かよ!これは、おせっかいです!)

さ〜て次回の映画は、
「し〜! 静かに! 志村、後ろ!後ろ!」的な映画です!

では また来週〜