シンプル映画劇場 vol.15「ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ」
2019.01.22
火曜日、映画担当の松原です。
今週は、1/11(金)から大街道シネマサンシャインのみで公開中の
「ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ」です。(ちなみに1/24(木)までの公開です)
「知らなーい」て声が聞こえそうですが、進めます!
この映画は、2015年公開の「ボーダーライン」の続編です。
アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、アメリカ政府とメキシコの麻薬組織との戦いを
リアルで臨場感たっぷりに描くサスペンスアクションで、娯楽的要素もあるけど、
実は社会派な映画で、前作も今作も全編緊張感が半端ないです。
描かれているエピソードがフィクションかと思いきや、実は事実だったりするわけでその辺を
きちんとエンターテイメントに仕上げるハリウッドの製作力には、感心させられます。
そこを切り口として、社会問題や世界情勢に目を向けるきっかけにもなると思いますので
個人的には、この手の社会派映画は観る価値はあると思います。
で、「ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ」ですが、この映画アメリカ政府を正義の味方的に描いていません。
どちらかというと悪役です。やってる事は。物事を解決させるためには綺麗事だけでは限界があるって事で、容赦ありません。
フィクションとはいえ、アメリカ怖ーい。
まぁ結構ハードな映画なので観る人は限られると思いますが
個人的にはこの手の映画は大好きで、全国的には昨年公開されたんですが、
もし昨年観ていたら間違いなく2018年のベスト5には入れてました。
このシリーズはホントに面白いです!ストーリー、アクション、音楽、人物、カメラワーク、最高〜!!
前作はかなりクセのある映画なので、ハマる人はハマると思います。(ちなみにR15です)
今作は、前作よりはクセは薄いですが、その代わり観やすいですし、前作同様クオリティも高く素晴らしいです!
シリーズモノにありがちな続編駄作病になっていないので、前作をご覧になっている方 安心してください。
終盤には「マジかー!」って言いたくなる展開があり、「えっ!」って、声が漏れちゃった人もいましたよ。
スゴい展開なので驚きましたね〜これは、続編が気になります!
ちなみに、『ボーダーライン』の原題は、Sicario「シカリオ」と言いまして
スペイン語で『殺し屋』の意味なんですが、内容的にはこちらが合っていると思います。
何故『殺し屋』なのか?その答えは是非、映画をご覧ください。(前作含め)
では また!アディオス!!